両陛下の供花、元抑留者らが静かに見守る アムステルダム

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 天皇、皇后両陛下が訪れたオランダ・アムステルダムの「ダム広場」近くで17日、第2次世界大戦中のオランダ領東インド(現インドネシア)で旧日本軍によって抑留されたオランダ人らが集まった。広場の戦没者記念碑に供花をした両陛下の姿を、近くのホテルから見守った。

 日本政府に被害の謝罪と補償を求めているNGO「対日道義的債務基金」(JES)など4団体の呼びかけで、元抑留者や、その遺族ら約30人が集まった。記念碑が見えるホテル1階のレストランで、犠牲となった人びとの話をしたり、写真を見せ合ったりしながら追悼した。供花に合わせて立ち上がり、両陛下の様子を静かに見ていたという。

 両親が抑留されたJESのエリック・マーテンズ代表(72)は「抑留を経験した世代はすでに高齢化し、亡くなった人も少なくない。彼らが生きているうちに痛みを理解し、天皇としても責任を示して欲しい」と話した。

 両陛下がダム広場から王宮へ移った約1時間半後、閉鎖が解除された広場内に入り、元抑留者らは記念碑の前まで歩いた。供花の前で立ち止まり、犠牲となった家族らの写真を掲げた。

 祖父が抑留されたというサンドラ・ティムピコさん(41)は供花を見て、自分が想像していた以上につらい気持ちになり、涙が出たという。「痛ましい体験が両国の政府にきちんと認識されていない。それが多くの人たちをいまだに苦しめている」と話した。

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