堂安律、地元尼崎のホルモン鍋店をPR「ファンにはごちそうする」と決意
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会で、日本代表のグループリーグ初戦が日本時間15日早朝に行われる。代表でエースナンバー10番を背負う堂安律選手(27)の出身地・兵庫県尼崎市では、地元スターへの期待が膨らむ。
阪神尼崎駅とJR尼崎駅には、8日に「堂安律は、ひとりじゃない」と書かれた広告が登場した。求人サイトを運営する「インディード・ジャパン」(東京都千代田区)が手がけたものだ。
広告には「尼崎のみんなへ」と、堂安選手の手書きの文字のほか、「19歳で地元尼崎を離れ、海を渡りました」「あの日、一歩踏み出せたのは、尼崎からの期待が、背中を押してくれたから」など、堂安選手からふるさとへの感謝のメッセージが記されている。

メッセージ通り、堂安選手を応援してきた1人が、同市神田中通にあるホルモン鍋店「てっちゃん鍋やすもり」の店主の西原龍雄さん(58)。堂安選手は、店に小学生の頃から通い、オランダやドイツに渡った後も年に1、2回ほど家族や友人らと訪れるという。
西原さんによると、堂安選手はいつもTシャツなどラフな格好で来店。初対面の他の来店者でも、話しかけられると気さくに対応する。ファンの女性客2人が近くの店にサイン用の色紙を買いに行っている間に、「ファンにはごちそうするって決めてんねん」と会計を済ませたこともあるという。
前回のW杯前には、「ここまで来られたのは尼崎のおかげ。お世話になったやすもりさんをユーチューブで紹介することで、町おこしにもなれば」と、持ちかけられたという。
西原さんは「海外に行っても地元のことを考えてくれている」と心意気に共感し、協力。堂安選手が、西原さんや他の客と会話しながら店の看板メニューの「てっちゃん鍋」を食べる様子を撮影した。堂安選手の公式チャンネルにアップされたこの動画は、385万回再生されており、店には県外からも多くの人が訪れる。
西原さんは堂安選手について、「『ビッグマウス』と呼ばれることもあるが、僕から見れば地元思いで真面目な若者」とし、「10番を背負うが、プレッシャーを感じず、のびのびと本来のプレーをしてほしい」とエールを送っている。