森保監督が叱った天才少年・久保建英、スペインで成長しW杯で確かな力を世界に示す
【ダラス(米テキサス州)=星聡】サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会で、世界ランキング18位(11日時点)の日本代表は14日午後3時(日本時間15日午前5時)から、1次リーグF組初戦で同8位のオランダと対戦する。久保建英(25)(レアル・ソシエダード)にとっては、不完全燃焼だった前回大会から成長した姿を見せる舞台となる。

名門バルセロナ(スペイン)の下部組織で技を磨き、史上2番目の若さとなる18歳5日で代表デビュー。しかし、前回大会は無得点。その後も地位を確立できず、先発を外されて不満をあらわにし、森保一監督から厳しく怒られたこともあった。「久保建英イコール代表ではあまり良くないというイメージがあった」と本人は振り返る。
ドリブルを多用するプレースタイルは独りよがりに映ることもあったが、スペインリーグで経験を積み、「プレーにも人間的にも幅が出た」と森保監督。技術はさらに洗練され、仲間も生かす。W杯アジア最終予選では主力として突破の立役者になるなど、日本の中心に成長した。久保は「スタッフから信頼されるようになったのが何よりうれしい。その信頼に僕の実力の範囲で応えたい」と語る。
日本は攻撃の核だった三笘薫(29)(ブライトン)らを負傷で欠き、主将を務めてきた遠藤航(33)(リバプール)も離脱するなど逆風が吹くが、「日本代表に対してポジティブなイメージがわいている。確かな力を世界に示したい」。かつての天才少年は、日本の「顔」となって2度目のW杯に挑む。