維新本拠地・大阪府議会、定数6削減へ 人口比で都道府県最少に
国会で衆院の定数削減に動く日本維新の会(代表=吉村洋文・大阪府知事)の本拠地・大阪の府議会で、定数が再び削減されることになった。2027年春の府議選から適用される見通しで、府議会は人口比での議員数が都道府県議会で最少となる。
府議会(定数79)は16日の本会議で、議員定数を6削減して73とする条例改正案を賛成多数で可決した。改正案は、過半数を占める地域政党・大阪維新の会の府議団(53人)の提案。採決では、維新が賛成した一方、第2会派の公明党(14人)や第3会派の自民党(6人)が反対に回った。
府議会の定数は、2000年代は112人で推移してきたが、「身を切る改革」を掲げる大阪維新が10年に発足して以降、削減の流れが加速した。
過半数を握る維新が主導する形で11年当時109人だった定数を15年に88人、23年には79人へと段階的に減らしてきた。今回、府議団内では当初、定数を79から50減の29人とする案も検討されたが、急激な削減幅に団内の反対が強く、最終的に見送られた。
府議会事務局や朝日新聞の試算によると、今回の削減で府議会の議員1人あたりの人口が約11万1千人から約12万人に増える。東京都議会の約11万2千人を抜いて、自治体の人口比で議員数が都道府県議会で最少となる。
今回削減の対象となるのは、大正区・西成区(2→1)、城東区(2→1)、豊中市(4→3)、枚方市(4→3)、茨木市(3→2)、大東市・四條畷市(2→1)の6選挙区。
維新が主導する定数削減には問題点も指摘されている。全体の議員数が減り、「1人区」が増えた大阪。どのような影響が出ているのだろうか。