スイスで人口上限1千万人の国民投票、世界でも異例の提案

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スイスで14日、人口の上限を1千万人に制限するかを問う国民投票が実施された。欧州で反移民の動きが広がる中、憲法で人口に上限を設ける世界でも異例の提案に注目が集まっている。

投票は事前の郵便投票を含めて行われ、開票は正午(日本時間午後7時)ごろから始まり、現地時間の深夜ごろまでに大勢が判明する見通しだ。

ジュネーブ市内の投票所で5歳の娘と訪れた男性(38)は「移民を受け入れて繁栄してきたスイスの伝統に反する」と反対票を投じた。一方、賛成票を投じた女性(64)は「急激に人口が増えすぎて、混雑や安全が昔とは違ってきている」と語った。

国民投票は主要政党の右派国民党(SVP)が主導。移民の流入による急激な人口増加に歯止めをかけ、住宅不足や交通渋滞、犯罪の懸念に対応する狙いがある。

可決されれば、2050年まで人口が1千万人を超えてはならないと憲法で規定される。950万人を超えた時点で外国人の居住申請を厳格化し、1千万人を超えた場合は人の自由な移動を認める欧州連合(EU)との協定を破棄する可能性がある。

スイスの人口はこの12年間で約100万人増え、約915万人に。その多くを移民が占め、外国人の比率は3割に迫る。早ければ34年にも1千万人に達するとの予測もある。

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