直行便なし、英語も話せない記者がナッシュビルへ…サッカー日本代表キャンプ地までの旅路で実感したコンディション調整の重要性
サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会が間もなく開幕する。日本代表は米テネシー州ナッシュビルでキャンプ中だが、この都市には日本からの直行便がない。英語が話せず、海外経験もない記者が現地へ向かい、コンディション調整の重要性を身をもって体感した。

記者は10年以上前、英語が話せないことを問われ、「通訳をつければいい」と豪語した過去を悔やんでいる。今回、W杯取材の指示を受け、パスポートもビザも慌てて取得。6月9日に羽田を出発したが、搭乗予定のダラス便が3時間以上遅延し、ルート変更を余儀なくされた。ロサンゼルス経由で5時間の乗り継ぎを経てナッシュビルへ向かうことになった。
羽田では緊張で預け荷物の控えを捨てそうになり、両替した現金をまき散らしそうになるなど、パニック状態に。そんな記者に、ロサンゼルス便の搭乗口で日本人女性が声をかけてくれた。米軍関係の通訳をしているというRumiさんは、困ったら連絡するようLINEのIDを教えてくれた。その優しさに感激する一方、35歳としてもう少ししっかりしなければと反省した。
ロサンゼルスからナッシュビルへ向かう便も荒天のため着陸できず、アラバマ州ハンツビル空港へ迂回。機長は「50-50だ」と半笑いで言い残し、アメリカン航空100周年記念カードを手渡した。給油後、無事ナッシュビルに到着したが、旅のトラブルを痛感した。
日本代表の森保一監督は、アジア最終予選初戦で中国に7-0で勝利した際、日本サッカー協会がチャーター機を飛ばしてくれたおかげで練習時間が1日増え、余裕を持って戦えたと語っている。記者は今回の経験から、移動時間のコントロールとコンディション調整の重要性を実感。また、複数の言語を操るサッカー選手の偉大さも感じた。
「新しい景色」は、35歳にもある。